重複削除してコピー(AdvancedFilter)
重複データを排除して、別シートにコピーする場合です。
以下の表で説明します。
フィルターオプションを使います。
Sub sample1()
Worksheets("Sheet1").Columns("A:B").AdvancedFilter
Action:=xlFilterCopy, _
CopyToRange:=Worksheets("Sheet2").Range("A1"),
Unique:=True
End Sub
このマクロは、
この指定と同じになりります。
似たような方法ですが、コピー部分を自分で記述する場合です。
Sub sample2()
Worksheets("Sheet1").Range("A:B").AdvancedFilter
Action:=xlFilterInPlace,
Unique:=True
Worksheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion.Resize(,
2).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Copy
_
Worksheets("Sheet2").Range("A1")
Worksheets("Sheet1").ShowAllData
End
Sub
SpecialCells(xlCellTypeVisible)
これは、省略しても動作は同じですが、指定することをお勧めします。
フィルター結果の見えているセルのみコピーしていると分かり易いので。
Worksheets("Sheet1").ShowAllData
フィルターで非表示になっている行を再表示しています。
フィルター機能を使用せず、全て自力でやってみましょう。
Sub sample3()
Dim oldCode() As Variant
Dim i As Long, j As
Long
Dim ws2 As Worksheet
Set ws2 =
Worksheets("Sheet2")
With Worksheets("Sheet1")
ReDim oldCode(1
To 2)
ws2.Range(ws2.Cells(1, 1), ws2.Cells(1, 2)).Value =
.Range(.Cells(1, 1), .Cells(1, 2)).Value
j = 2
For i = 2 To
.Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
If oldCode(1) <> .Cells(i,
1) Or _
oldCode(2) <> .Cells(i, 2) Then
ws2.Cells(j,
1) = .Cells(i, 1)
ws2.Cells(j, 2) = .Cells(i,
2)
oldCode(1) = .Cells(i, 1)
oldCode(2) = .Cells(i,
2)
j = j + 1
End If
Next i
End With
End
Sub
もしこのような事をする必要があるとすれば、
重複の判定が複雑で、単純なフィルターで出来ない場合になるかと思います。
IF文の判定ですので、色々と複雑な条件を指定できます。
ただ、そんな場合でも、作業列を追加し、単純なフィルターが適用できるよう工夫することが重要です。
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