第5章:AI×VBAでつまづかない!トラブルシューティングとAIとの付き合い方
AI×VBAの学習過程で遭遇しやすいつまずきやエラーへの対処法を学び、AIを頼りながら問題を解決していく方法を身につけます。
挫折せずに学び続ける力を養いましょう。
第6章:AIとVBAを学び続ける!あなたの「超効率化」を止めないヒント
第7章:さらなる高みへ!AI×VBA応用テクニックの世界
おわりに:AI×VBAはあなたの未来を変える強力な武器 (付録付き)
はじめに:学びの道につきものの「つまずき」を乗り越える
- AIに生成してもらったVBAコードを貼り付けても、そもそも実行できない
- コードを実行したら、「コンパイルエラー」や「実行時エラー」といったエラーメッセージが出て止まってしまった
- エラーは出ないけれど、コードを実行しても期待した結果にならない(事例3で体験したような状況)
- AIにエラーや問題について質問しても、回答の意味がよく理解できない
- AIにコードの修正をお願いしたけれど、なぜかまだうまくいかない
- AIの回答が、自分のやりたいことやExcelの具体的な状況とどうも合わない気がする
- 問題解決のために、AIにどう質問すれば良いか分からない
- VBAの専門用語が出てきて、AIの解説も難しく感じる
- 「ステップ実行」や「ブレークポイント」といった、デバッグ機能の使い方が分からない
こうした「困った!」に直面すると、「やっぱりVBAは難しい…」「AIに聞いても解決しないじゃないか…」と、心が折れそうになるかもしれません。
でも、安心してください。
これらの「つまずき」は、あなたが一人で乗り越えなければならない壁ではありません。第3章でAIを「自分だけのVBA先生」にすること、第4章の事例3でAIと共にデバッグを行うことを体験したように、ここでもあなたのAIアシスタントが強力な味方になってくれます。
よくあるVBAエラーとAIを使った解決法
VBAエラーの種類を知ろう
- コンパイルエラー: VBAコードの書き方(構文)の間違いが原因で発生するエラーです。コードを実行する前に、VBEがコードをチェック(コンパイル)する際に見つかります。まるで作文の文法ミスを指摘されるようなものです。
- 実行時エラー: コードの実行中に発生するエラーです。VBAの構文としては正しくても、その時々のExcelの状態やデータ、環境など、実行してみないと分からない要因によって発生します。例えば、「存在しないはずのファイルを開こうとした」「文字が入っているセルを数値として計算しようとした」といった場合に起こります。
これらに加えて、第4章の事例3で体験したように、エラーメッセージは出ないけれど期待通りの結果にならない「論理エラー」というものもあります。これについては、次のセクションで詳しく扱います。
コンパイルエラー:コードの書き方ミスをAIと見つける
- 入力中の構文エラー(赤字): コードを入力している最中に、VBAの基本的な文法に間違いがあると、その行が赤色で表示されます。これはVBEがリアルタイムで行うチェック機能です。
- コンパイル時のエラー(青色反転): コードを実行しようとしたり、明示的にコンパイルを行ったりした際に検出されるエラーです。エラーメッセージが表示され、該当箇所が青色で反転表示されます。
どちらの表示も、原因はコードの「書き方」の間違いです。
- スペルミス: Sub を Sug と書いてしまった、Range を Renge と書いてしまったなど、単語のスペルが間違っている。
- キーワードの誤り: VBAで決められている単語(Sub, End Sub, Dim, For, Next, If, End If など)の使い方が間違っている。
- カッコや End の漏れ: Sub ~ End Sub、If ~ End If、For ~ Next のようにセットで使うべきものが、片方抜けている。
- 変数の宣言漏れ: Option Explicit を指定している場合、Dim キーワードを使って変数を使い始める前に宣言していない場合に発生します。(AIが生成するコードにはOption Explicitが含まれていることが多いです)
コンパイルエラーが発生すると、VBEの画面でエラー箇所が示され、エラーメッセージが表示されたメッセージボックスが出ます。



- エラーメッセージのテキストをコピーする:
- 表示されたエラーメッセージのダイアログが表示されたら、メッセージをテキストとしてコピーするのが最も確実です。
- ダイアログが表示されている状態で Ctrl + C キーを押すと、エラーメッセージのテキストがクリップボードにコピーされます。これをAIのチャット画面に貼り付けましょう。
- VBE画面やエラーメッセージのスクリーンショットを撮る:
エラーが発生しているVBEの画面(赤字や青色反転している行が見える状態)や、エラーメッセージのダイアログ全体をスクリーンショットでAIに共有することも非常に有効です。- VBEウィンドウがアクティブな状態で Alt + PrtSc キーを押すと、そのウィンドウのスクリーンショットが撮れます。
- 撮ったスクリーンショットは、ペイントなどの画像編集ソフトや、Word/Excelなどのドキュメントに貼り付けることができます。多くのAIチャットサービスでは、画像を直接アップロードしたり、貼り付けたりすることができます。
エラーが出たコードの行(赤字または青色反転した行)付近のコードも一緒に伝えることで、AIはより正確な状況を把握できます。
Excel VBAコードを実行しようとしたら、以下のコンパイルエラーが出ました。
エラーメッセージ:[表示されたエラーメッセージを正確に貼り付ける]
エラーが出たコードの箇所(赤字または青色反転した行):[その行のコードを貼り付ける]
このエラーの原因と、修正方法を教えてください。
コード全体は以下の通りです。
[AIに生成してもらったコード全体を貼り付ける]
ポイント:
- 表示されたエラーメッセージを正確にコピー&ペーストします。メッセージが表示されている状態でCtrl+Cでメッセージをテキストとしてコピーできます。
- VBEで赤字または青色反転した行のコードを貼り付けます。
- 可能であれば、コード全体も一緒に貼り付けます。
上記の例であれば、Sug MyMacro() を Sub MyMacro() に修正することでエラーが解消されるはずです。」
【コラム】Option Explicit って何? AIコードでよく見るけれど…
このコラムでは、Option Explicit が何をするものなのか、そしてAIコードを扱う上で知っておきたい、貼り付け時の注意点について解説します。
第5回.VBEのオプション設定(Option Explicit)|VBA入門
AIが生成するコードに Option Explicit がよく含まれているのは、このようなエラーを防ぐための、VBAプログラミングにおける良い習慣とされているからです。
- VBEのメニューから「ツール」→「オプション」を選択します。
- 表示されたダイアログの「編集」タブを開きます。
- 「コード設定」の項目にある「変数の宣言を強制する」というチェックボックスがあります。
このチェックボックスをオンにしておくと、今後作成するモジュールには自動で Option Explicit が入るようになります。エラーを防ぐためにも、この設定をオンにしておくことをお勧めします。
AIが生成したコードをコピーして、既に Option Explicit が記述されているモジュール(VBEの設定で自動挿入された場合など)にそのまま貼り付けてしまうと、
Option Explicit
Option Explicit ' ← これが2行目として貼り付けられてしまう!
Sub MyMacro()
' コードの本体
End Sub
のように、コードの先頭に Option Explicit が誤って2行記述されてしまうことがあります。
この状態でコードを実行しようとしたり、コンパイルしたりすると、VBEは「Option Explicit はモジュールの先頭に一度しか書いちゃいけないのに、複数あるぞ!」と判断し、コンパイルエラーになります。
AIが生成するコードに含まれている場合は、モジュールの先頭に一度だけ記述されているか、重複していないかに注意して貼り付けましょう。
VBEの設定で「変数の宣言を強制する」をオンにしておくことも、エラーを防ぐためにお勧めです。
実行時エラー:コード実行中に発生する問題をAIと解決する
- 存在しないシートやセルを指定した: コードで Sheets("売上データ").Activate と書いたが、その名前のシートがブック内に存在しない場合。
- 閉じたブックを操作しようとした: 既に閉じてしまったExcelブックに対して、何か操作(値の読み書きなど)を行おうとした場合。
- 予期しないデータ型: 数値を期待しているセルに文字が入っていたり、日付形式でないデータが入っていたりする場合に、そのセルを使って計算などを実行しようとした場合。
- オブジェクトがNothing: 操作しようとしているExcelの要素(ブック、シート、セル範囲など)が、何らかの理由で正しくVBAから参照できていない場合。
- インデックスが有効範囲にありません: 存在しないシート番号や、配列の範囲外を指定した場合。
実行時エラーが発生すると、まず以下のようなエラーの種類と内容を示すメッセージボックスが表示されます。

この黄色い矢印が表示された状態は、コードの実行が一時停止しており、エラーが発生した時点のコードの状態や変数の中身などを確認できる状態です。

AIに相談してみよう!
Excel VBAコードを実行中に、以下の実行時エラーが発生して止まってしまいました。
エラーメッセージ:[表示されたエラーメッセージを正確に貼り付ける]
エラーが発生したコードの行(黄色い矢印が表示された行):[その行のコードを貼り付ける]
このエラーの原因と、修正方法を教えてください。
コード全体は以下の通りです。
[AIに生成してもらったコード全体を貼り付ける]
エラーが発生した時のExcelファイルの状態について:
(例:コードを実行したブックの名前、エラーが出たシートの名前、そのシートの〇〇セルにはどんなデータが入っていました、操作しようとしていた別のファイルは開いていましたか、など、エラーに関連しそうな状況をできるだけ詳しく伝える)
- 表示されたエラーメッセージを正確にコピー&ペーストします。エラー番号(例: 実行時エラー '9': インデックスが有効範囲にありません)も重要な情報です。
- VBEで黄色い矢印が表示された行のコードを貼り付けます。
- 可能であれば、コード全体も一緒に貼り付けます。
- エラーが発生した時のExcelファイル(または関連するファイル)の状況をできるだけ具体的に伝えます。シート名、セルに入っているデータ、開いているブックの状態などが、原因特定の重要なヒントになります。
AIからの回答例(実行時エラーの場合)
- エラーメッセージと黄色い矢印の行を確認: まず、AIに伝えるためにこれらの情報を正確に取得してください。
- AIに状況を伝える: エラーメッセージ、エラー行、そしてその時のExcelの状態を詳しくAIに伝えてください。
- AIの分析結果を参考に修正: AIは考えられる原因と修正案をいくつか提示してくれるはずですし、「この場合はコードをこのように修正してください」と具体的なコードを提示してくれることもあります。AIの指示に従って、シート名を修正したり、データ形式を確認・修正したり、AIに提案されたコードを試したりしてみてください。
実行時エラーの原因特定は、コンパイルエラーよりも状況に左右されますが、AIに正確な情報を伝えることで、多くの場合は原因を特定し、解決にたどり着くことができます。
エラーに遭遇したら、まずはAIに相談!
- 表示されたエラーメッセージの全文(エラー番号を含む)
- エラーが発生したコードの行
- (実行時エラーの場合は)エラーが発生した時のExcelの状況
これらの情報があれば、AIは強力なデバッグアシスタントとして、あなたの問題解決をサポートしてくれます。
エラーメッセージを正確に伝えることが、AIが原因を特定するための最初の、そして最も重要な一歩です。
エラーが出ないのに…?AIと行うデバッグの基本
エラーが出なくても油断は禁物!「論理エラー」とは
- コンパイルエラー: 書き方(文法)の間違い。VBEが教えてくれる。
- 実行時エラー: 実行時の状況とコードの想定のずれ。エラーメッセージが出る。
- 論理エラー: 処理の手順や考え方の間違い。エラーメッセージは出ない。
論理エラーは、エラーメッセージが表示されないため、原因の特定が難しい場合があります。「コードは動くのに、なぜか結果が違う…」と悩んでしまい、VBA初心者にとって最もつまずきやすい壁の一つかもしれません。しかし、ここでもあなたのAIアシスタントが強力なサポートになります。
AIと一緒に原因を探るデバッグ手法
- 問題の状況を正確に伝える
まず、AIに「何が問題なのか」を正確に理解してもらう必要があります。以下の情報を具体的に伝えましょう。(これは第4章事例3でデバッグを依頼した際のプロンプト作成の考え方と同じです。)
- 実行したコード全体: 問題が発生しているVBAコード全体をAIに共有します。
- 期待した結果: このコードを実行したら、本来どうなってほしかったのかを具体的に説明します。(例: 「〇〇の条件を満たすデータが△件抽出されて、合計が◇◇になるはずでした」)
- 実際の結果: 実際にコードを実行したら、どうなったのか、期待とどう違うのかを具体的に伝えます。(例: 「しかし、抽出されたデータは□件しかなく、合計も☆☆でした」)
- 試したこと(もしあれば): 問題解決のために自分で試したことがあれば、それも伝えます。
- AIにコードの解説を依頼する
コードのどの部分が意図した処理をしているのか分からない場合、AIにコードの一部を選択して「この部分は具体的に何をしていますか?」と質問してみましょう。AIはコードの処理内容を分かりやすく解説してくれます。コードを「読む」のが難しくても、AIの解説を聞くことで、処理の流れや各部分の役割を理解する助けになります。この理解が、問題箇所の特定につながることがあります。 - AIにデバッグ用のコードを教えてもらう・活用する
VBAには、デバッグを助けるための機能があります。その中でも特に便利なのが Debug.Print という命令です。これは、コードの実行中に指定した変数の値やメッセージなどをVBEのイミディエイトウィンドウに表示させる機能です。AIに「このコードのループ処理の中で、変数 〇〇 の値がどう変化しているか確認したいです。Debug.Print を使ったコードを教えてください。」のように質問してみましょう。AIは適切な場所に Debug.Print を挿入したコードを提示してくれます。Debug.Print i (ループの回数を表示)
Debug.Print cellValue (セルの値を表示)
Debug.Print startDate, endDate (日付変数の値を確認)のように、AIに教えてもらいながらコードの要所に Debug.Print を仕込み、実行することで、コードが想定通りの値で処理を進めているかを確認し、問題の原因となっている箇所を絞り込むことができます。 - AIにVBEのデバッグ機能の使い方を聞いてみる
VBEには、コードの実行を一時停止させたり、1行ずつ実行したりできる強力なデバッグ機能があります。- ステップ実行 (F8): コードを1行ずつ実行できます。実行行がハイライトされるので、コードがどのように進んでいくかを目で追うことができます。
- ブレークポイント (F9): コードの特定の行に目印(ブレークポイント)を設定すると、コードはその行で一時停止します。一時停止した時点で、変数にマウスカーソルを合わせると現在の値を確認したり、イミディエイトウィンドウで変数の中身を確認したりできます。
- AIと共に問題を切り分けて考える
論理エラーの原因がすぐに見つからない場合は、AIと一緒に問題を切り分けて考えてみましょう。「このコードの〇〇の部分(例:日付の判定部分)が正しく動いていない気がするのですが、原因は何でしょうか?」
「データが正しく抽出できていないようです。抽出条件の判定部分のコードに問題がありますか?」のように、コード全体の中から怪しい部分をAIに示したり、処理のどの段階で問題が起きている可能性があるかをAIに質問したりすることで、原因となっているコードの範囲を絞り込んでいくことができます。事例3で日付の判定部分に問題があったように、特定の条件判定や計算の部分に誤りがあることがよくあります。
「AIの回答、なんかおかしい…」AIとの賢い付き合い方
「なんか、AIの言っていることが自分の常識と違う気がする…」
AIの限界を知る
AIの回答がおかしいと感じたら:検証と見極めのステップ
- 実際にExcelで動かして結果を確認する: これが最も確実な検証方法です。
- 簡単な例で試す: シンプルで分かりやすいデータを用意して試す。
- 複数のAIと照らし合わせる: 複数のAIが同じような回答をする場合は、その情報の信頼性は高まります。
- AIに質問して確認する: 期待と違う結果になった場合は、具体的な状況をAIに伝えて原因を尋ねてみましょう。
これらの検証は、パートナーであるAIと協力して、生成されたコードが正しく動作するかを確認する共同作業です。
さらに深掘り!AIともっと粘り強く、一緒に解決を試みるアプローチ
しかし、実行すると「実行時エラー '1004': アプリケーション定義またはオブジェクト定義のエラーです。」というエラーが発生しました。
- 質問の仕方を変えてみる(プロンプトを工夫する): AIがあなたの意図やExcelの状況を正確に把握できていない可能性が考えられます。プロンプトの表現を変えたり、より詳細な情報を補足したりして、質問を「強化」して再度AIに尋ねてみましょう。第3章で学んだプロンプト強化のテクニックが、問題解決のための的確な回答を引き出す際にも役立ちます。別の角度から質問することで、AIが異なる視点から回答を生成し、それが解決のヒントになることがあります。これは、パートナーであるAIとのコミュニケーションをより円滑にするための重要なスキルです。
- 自分で簡単に調べた情報をAIに伝えてみる: エラーメッセージが出た場合や、やりたいことについて少し調べたい場合、まずはGoogle検索などで簡単に情報を探してみましょう。そして、そこで見つかったキーワードや情報をAIに伝えてみます。例えば、「『実行時エラー
1004』について調べてみたら、『Range クラスの Select メソッド』という情報が出てきました。これは私が実行しようとしているコードと関係ありますか?」「〇〇という機能についてネットで見かけたのですが、これをVBAで使うにはどうすれば良いですか?」のように、AIに専門用語の意味を聞いたり、調べた情報についてAIの意見を求めたりしながら、共同で原因を探っていくことができます。これは、あなたが収集した情報をパートナーであるAIと共有し、解決の糸口を探るプロセスです。
- 問題をより小さく切り分けてAIに相談する: もしコード全体で問題が解決しない場合、コードの一部だけを取り出してAIに相談してみましょう。例えば、「この部分(コードの一部を貼り付け)は具体的に何をしていますか?」「この部分の処理に問題がある可能性はありますか?」のように、AIと協力して問題の範囲を絞り込んでいきます。第5章の「エラーが出ないのに…?AIと行うデバッグの基本」セクションで学ぶデバッグの考え方を、AIというパートナーとの対話に応用するイメージです。
- 別のAIツールに聞いてみる: もし可能であれば、別のAIツール(ChatGPT、Claude、Geminiなど)にも同じ質問をしてみてください。AIによって学習データやアルゴリズムが異なるため、違った角度からの回答が得られることがあります。一つのAIで解決できなくても、別のAIがヒントをくれることもあります。これは、複数のパートナー候補に意見を聞いてみるようなものです。
- Excelのヘルプ: Excelの機能や基本的なVBAの文法について調べる際に役立ちます。
- Microsoft Learn (旧MSDN): VBAのリファレンス(機能の詳細な説明)など、開発者向けの公式ドキュメントが豊富にあります。
- 信頼できるVBA解説サイトや書籍: 長年の実績があり、多くのユーザーに支持されている情報源は、より正確な情報が得られる可能性が高いです。複数のサイトや書籍を参照して、情報が一致するか確認するのも良い方法です。
※本サイトのサイト内検索にキーワードを入れて検索してみてください。
ただし、こうした専門的な情報源はVBA初心者には難しく感じられることもあるかもしれません。まずはAIとの対話で解決を目指し、それでも難しい場合の最終的な手段として捉えて良いでしょう。そして、自分で調べた内容を再びAIに伝えて、「この情報についてどう思う?」のように、AIと協力しながら理解を深めていくことも可能です。
AIはあなたの先生、そしてパートナー
第5章 まとめ:つまずきを乗り越え、学び続ける力
- エラーを恐れない: コンパイルエラーや実行時エラーといった、VBAでよく遭遇するエラーの種類と、それぞれのエラーメッセージが何を示しているのかを知りました。エラーメッセージは、AIに原因を尋ねるための最も重要な手がかりとなることを理解しました。
- AIとエラー解決に取り組む: エラーメッセージやエラーが発生したコードの行、そしてその時のExcelの状況をAIに正確に伝えることで、AIが原因を分析し、具体的な修正方法や対処法を提案してくれることを学びました。
- エラーが出なくても諦めない: エラーメッセージは出ないけれど結果がおかしい「論理エラー」の原因を探るデバッグは難しいですが、AIにコードの解説を依頼したり、Debug.PrintやVBEのデバッグ機能をAIに教えてもらいながら活用したりすることで、問題箇所を特定できることを学びました。
- AIの回答を鵜呑みにしない: AIは強力なパートナーですが、その回答が常に正しいとは限りないことを理解しました。AIの回答に疑問を持ったら、第3章で学んだ検証のステップを思い出し、実際にコードを動かしたり、AIへの質問の仕方を変えたり、別のAIに聞いたりしながら、粘り強く解決を試みる姿勢が重要です。
- AIはあなたの先生、アシスタント、そしてパートナー: AIはVBAを教えてくれる先生であり、作業を助けてくれるアシスタント、そしてコードを共に完成させていくパートナーです。AIに頼りつつも、最終的な判断は自分自身で行い、共に問題解決に取り組む主体的な姿勢が、AIを賢く活用するための鍵となります。
「つまずき」や「壁」に直面することは、決してネガティブなことではありません。むしろ、それはあなたがVBAやExcelの仕組みをより深く理解するための貴重な機会です。エラーメッセージから原因を推測したり、コードの動きを追跡したりする過程で、あなたのVBAに関する知識は確実に深まっていきます。
どんなにつまずいても、何度エラーに直面しても、AIは粘り強くあなたの質問に答え、解決策を提案し、コードの完成をサポートし続けます。
あなたのすぐそばにいる、最も頼れるパートナーとして。
だから、安心してAIと共に学び、挑戦を続けてください。
AIは、あなたが目標を達成するその日まで、絶対にあきらめることなく、あなたをサポートし続けます。
※本記事の作成にあたっては、生成AI(ChatGPT、Gemini、Claude)を活用し、文章および引用データの作成を行っています。最終的な内容は人間による確認・編集を経て掲載しています。
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