VBAサンプル集
オートフィルター(AutoFilter)

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2013-05-11

オートフィルター(AutoFilter)


エクセルでは、定番機能のフィルターです。


「Sheet1」のA列でフィルターし、「Sheet2」へコピーします。

Sub sample()
  Dim FilterRange As Range
  With Worksheets("Sheet1")
    Set FilterRange = .Range("A1").CurrentRegion

  End With
  FilterRange.AutoFilter Field:=1, Criteria1:="○×△"
  With Worksheets("Sheet2")
    .UsedRange.ClearContents
    FilterRange.SpecialCells(xlCellTypeVisible).Copy .Range("A1")
  End With
End Sub


ごく基本的なフィルターです。


フィルターのセル範囲指定は、いろいろな指定が可能です。


連続セル範囲の選択

・End(xlToRight).End(xlDown) ・CurrentRegion.Offset(1, 0) ・CurrentRegion.Offset(1, 0).Resize ・CurrentRegion.Item + CurrentRegion.Count ・End(xlUp).Row + End(xlToLeft) ・Rowsで行全体を対象に ・UsedRange + UsedRange.Count ・SpecialCells(xlLastCell) ・Intersect + CurrentRegion.Offset(1, 0) ・連続セル範囲の選択のまとめ
」も参考にして下さい。


SpecialCells(xlCellTypeVisible)

この指定を省略しても結果は同じですが、フィルターされた結果をコピーしている事を明示しています。



既に、フィルターされている場合に、一度フィルターを解除する場合は、



Sub sample2()
  If ActiveSheet.AutoFilterMode Then
    ActiveSheet.AutoFilter
  End If
  '通常のフィルター処理を行う  

End Sub


フィルターが設定されていて、既に絞り込み等がされている可能性がある場合は、


上のように、一度フィルターを解除してから、再度フィルターを設定して下さい。




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