第69回.シートの非表示(Visible,Hidden)
ユーザーが操作・閲覧する必要のないシートは非表示にする事で使い易いExcelブックにします。
通常は使用者が変更することがなく、見る必要もないのであれば、
シート保護をするより非表示にしてしまった方が、ユーザーにとっては使いやすいブックとなります。
シートの非表示
xlSheetHidden | ユーザーがメニューで再表示できるワークシートを非表示にします。 値は0です。したがってFalseを使っても同じです。 |
xlSheetVeryHidden | オブジェクトは非表示になります。 このプロパティに再び xlSheetVisible を設定しない限り、オブジェクトは表示されません。 また、ユーザー側でオブジェクトを表示することはできません。 値は2です。 |
xlSheetVisible | シートを表示します。 値は-1です。したがってTrueを使っても同じです。 |

Falseでも同じになります。
ユーザーに絶対に触れてほしくないシートの場合に使用します。
シート削除するには、
xlSheetHiddenまたはxlSheetVisibleに設定する必要があります。
全てのシートを非表示にすることは出来ません。
シート非表示の使用例
ThisWorkbook.Unprotect
Worksheets(1).Visible = xlSheetVisible
ThisWorkbook.Protect
ブックの保護を解除してから、
シートを表示し、
またブックを保護に戻しています。
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