VBAサンプル集
ADOでテキストデータを集計する

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
公開日:2021-08-04 最終更新日:2021-08-04

ADOでテキストデータを集計する


テキストデータの文字を頻出順に求めるコードについて、ツイッターでかきこみがありました。
#助けてVBA のタグもついていたので、これに回答した時のコードをここに残します。
テキストファイルの読み込みで、ADOを使いSQLで集計しています。



#助けてVBA の元ツイート

解答したツイート

ADOとSQLの解説

ADOについて

ADO(ActiveX Data Objects)の使い方の要点
・データベースの種類 ・SQL(SQL:Structured Query Language) ・ADOを使う準備 ・ADOでのDB接続方法 ・ADODB.Recordsetの取得方法 ・ADODBのレコードセットの扱い方 ・ADODBのトランザクション処理 ・ADODB.Commandの使い方 ・VBA100本ノックでの実践例 ・最後に注意点等
ADOでCSV読み込み(SQL)
・CSVテストデータ ・ADOでCSV読込のVBA ・ADO使用時の注意点 ・ADOレコードセットをCSV出力 ・ADOでTSVの読み込み ・ADOでCSVの読み込みについて ・本サイトにあるCSV関連記事一覧


SQLについて

VBAでのSQLの基礎(SQL:Structured Query Language)
・SQL文 ・SELECT文 ・SQLの学習について ・実践例
SQL入門:VBAでデータベースを使う
・DBとはSQLとは ・SQL入門の目次 ・SQLを使った既存サンプル


VBAコード

Sub sample()
  Dim objCn As New ADODB.Connection
  Dim objRS As New ADODB.Recordset
  Dim strSQL As String

  With objCn
    .Provider = "Microsoft.ACE.OLEDB.12.0"
    .Properties("Extended Properties") = "Text;HDR=No"
    .Open ThisWorkbook.Path & "\"
  End With
  
  strSQL = "SELECT F1,COUNT(F1) FROM [aaa.txt] GROUP BY F1 ORDER BY COUNT(F1) DESC"
  Set objRS = objCn.Execute(strSQL)
 
  With ActiveSheet
    .UsedRange.ClearContents
    .Range("A1").CopyFromRecordset objRS
  End With
  
  objCn.Close
  Set objRS = Nothing
  Set objCn = Nothing
End Sub

上記では、VBEで参照設定しています。
Microsoft ActiveX Data Objects 2.X Library
または
Microsoft ActiveX Data Objects 6.1 Library


解説

サンプルのテキストデータにはヘッダーがないので、
HDR=No
としています。

SQLは、
SELECT F1,COUNT(F1) FROM [aaa.txt] GROUP BY F1 ORDER BY COUNT(F1) DESC
ヘッダーがないのでフィールド名はF1,F2,F3,…となります。

1列目でグループ化して、COUNT(F1)で件数を求めています。
件数の多い順にするので、
ORDER BY COUNT(F1) DESC
としています。




同じテーマ「マクロVBAサンプル集」の記事

CSVの読み込み方法(改)
CSVの読み込み方法(改の改)
CSVの読み込み方法(ジャグ配列)
CSVの読み込み方法(ジャグ配列)(改)
CSVの出力(書き出し)方法
UTF-8でCSVの読み書き(ADODB.Stream)
ADOでマスタ付加と集計(SQL)
ADOでマスタ更新(SQL)
ADOでCSVの読み込み(SQL)
ADOでテキストデータを集計する
Excelファイルを開かずにシート名を取得


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

第5章:AI×VBAでつまづかない!トラブルシューティングとAIとの付き合い方 |生成AI活用研究(2025-05-20)
第4章:【事例で学ぶ】AIとVBAでExcel作業を劇的に効率化する! |生成AI活用研究(2025-05-20)
第3章:AIを「自分だけのVBA先生」にする!質問・相談の超実践テクニック|生成AI活用研究(2025-05-19)
第2章 VBAって怖くない!Excelを「言葉で動かす」(超入門)|生成AI活用研究(2025-05-18)
第1章:AIって一体何?あなたのExcel作業をどう変える?(AI超基本)|生成AI活用研究(2025-05-18)
AI時代のExcel革命:AI×VBAで“書かない自動化”超入門|生成AI活用研究(2025-05-17)
Geminiと100本ノック 23本目:シート構成の一致確認|生成AI活用研究(5月16日)
AIが問う出版の未来は淘汰か進化か:AIと書籍の共存の道とは|生成AI活用研究(2025-05-16)
Geminiと100本ノック 22本目:FizzBuzz発展問題|生成AI活用研究(5月15日)
すぐに使える!生成AI プロンプト作成 実践ガイド|生成AI活用研究(2025-05-15)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
6.RangeとCellsの使い方|VBA入門
7.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
8.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
9.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
10.条件分岐(Select Case)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ