素直なプログラミング
プログラムを作る場合、「可読性」「保守性」等々に気を配る必要がありますが、
まずは、素直なコードを書くことでしょう。
テクニックに走ったりせず、頭に浮かんだ事をそのままコーディングしていく事も重要です。
頭に浮かんだ事が、今の自分のスキルレベルなのですが、
スキルが上がれば、頭に浮かぶ事も、少しずつ変化してきます。
素直なコードと書きましたが、ではどんなことでしょうか。
例として、
「変数Aが0で、変数Bも0の場合は何もしない、それ以外の場合は処理する。」
これをそのまま書けば、
If A = 0 And B = 0 Then
Else
・・・処理する
End
If
となりますね。
しかしここで、Thenの時に何も記述がないのはおかしい、
ThenとElseを入れ替えた方が良いのでは考える人が多くいます。
その場合は、
If A <>0 Or B <> 0 Then
・・・処理する
End
If
一見スマートに見えるのですが、頭の思考とは違ったコードになっています。
人間の思考は、否定形になじみません。
「変数Aが0で、変数Bも0の場合は何もしない、それ以外の場合は処理する。」
と考えた頭で、後のプログラムを見ると、一瞬、思考が停止してしまいます。
コードは、短ければ良いというわけではありません。
素直に、考えた事をそのままコードにすることも重要なのです。
さらに、可読性を考慮して、コメントをいれておくのです。
つまり、
If A = 0 And B = 0 Then
'何もしない
Else
・・・処理する
End If
このように記述しておけば、だれが見ても解り易いコードとなるのです。
無理な考えをしない、素直に書いていくということです。
また、たまに玉石混交のコードを見かけます。
素晴らしいコードが書いてあるかと思えば、何だこれはというようなコードがあったり。
おそらく、自身のスキルに見合わないコードを、ネットからコピペして使っているのでしょう。
こういう統一感のないコード程、見づらいものはありません。
自身のスキルで書けるコードを、素直に書いていく、まずはそこからです。
同じテーマ「エクセル雑感」の記事
IF文の整理と論理的思考
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
第5章:AI×VBAでつまづかない!トラブルシューティングとAIとの付き合い方
|生成AI活用研究(2025-05-20)
第4章:【事例で学ぶ】AIとVBAでExcel作業を劇的に効率化する!
|生成AI活用研究(2025-05-20)
第3章:AIを「自分だけのVBA先生」にする!質問・相談の超実践テクニック|生成AI活用研究(2025-05-19)
第2章 VBAって怖くない!Excelを「言葉で動かす」(超入門)|生成AI活用研究(2025-05-18)
第1章:AIって一体何?あなたのExcel作業をどう変える?(AI超基本)|生成AI活用研究(2025-05-18)
AI時代のExcel革命:AI×VBAで“書かない自動化”超入門|生成AI活用研究(2025-05-17)
Geminiと100本ノック 23本目:シート構成の一致確認|生成AI活用研究(5月16日)
AIが問う出版の未来は淘汰か進化か:AIと書籍の共存の道とは|生成AI活用研究(2025-05-16)
Geminiと100本ノック 22本目:FizzBuzz発展問題|生成AI活用研究(5月15日)
すぐに使える!生成AI プロンプト作成 実践ガイド|生成AI活用研究(2025-05-15)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
6.RangeとCellsの使い方|VBA入門
7.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
8.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
9.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
10.条件分岐(Select Case)|VBA入門
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。