関数を使って行列を入れ替える方法
行列を入れ替える方法として、一般には、「形式を選択して貼り付け」ですが、
これでは、元のデータを更新しても入れ替え先にデータ反映されません。
シート「店部」のデータをシート「部店」に行列を入れ替えて反映させます。
方法1、TRANSPOSE関数を配列で使用する。
- シート「部店」の「B2:E6」を選択する。
- 「=TRANSPOSE(店部!B2:F5)」を入力
- Ctrl+Shift+Enter
TRANSPOSE関数は配列の行列を入れ替えた配列を返す関数です。
また、Ctrl+Shift+Enterは配列数式の入力になります。
正確に、行列を入れ替え後の範囲を選択する必要があります。
方法2、INDEX、CELL、COLUMN、ROW関数の組み合わせる。
- シート「部店」の「B2」を選択する。
- 「=INDEX(店部!$B$2:$F$5,COLUMN()-CELL("col",部店!$B$2)+1,ROW()-CELL("row",部店!$B$2)+1)」を入力
- 他のセルへ数式をコピー貼り付けする。
INDEXは、INDEX(配列,行番号,列番号)です。
配列の中の行番号と列番号で指定される要素を返します。
そこで、CELL、、COLUMN、ROW関数を使い、シート「部店」内の位置情報の行列を入れ替えて、
シート「店部」よりデータを取得しています。
CELL、、COLUMN、ROW関数に関しては、ヘルプを参照して下さい。
どちらの方法でもよいのですが、方法1では配列を使用していますので、
行、列の追加・削除時に操作が不便になります。
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