生成AI活用研究
Googleカレンダーの日本の祝日をGASとExcelで取得する ~APIキー不要、XML連携ガイド~

Geminiを中心に生成AIの活用と研究の記録
公開日:2025-06-02 最終更新日:2025-06-03

Googleカレンダーの日本の祝日をGASとExcelで取得する ~APIキー不要、XML連携ガイド~


本記事では、Microsoft Excelで日本の祝日情報を手軽に扱いたいけれど、VBAプログラミングやAPIキーの管理は避けたい、というニーズに応えます。Googleカレンダーの公開祝日データをGoogle Apps Script(GAS)を介してXML化し、Excelの標準機能だけで自動的に取り込む具体的な手順をステップバイステップで解説します。


この記事は、Geminiとの会話から生まれた発想をGeminiによって具体的な形にしたものです。
GASコードと登録手順の細部もテキスト作成してもらいました。
そのレポートをもとに、実際に自分でやりながら画面キャプチャをとったり、分かりづらい部分は追加記載して作成しました。


目次



はじめに

Microsoft Excelは多くの業務や個人のタスク管理で不可欠なツールですが、標準機能には日本の祝日情報を自動で取得・表示する仕組みがありません。そのため、プロジェクトの納期管理、イベントの計画、あるいは単にカレンダーを作成する際に、毎年手動で祝日を確認し入力する手間や、更新漏れによる不便さを感じている方は少なくないでしょう。

一方で、Googleカレンダーでは常に最新の日本の祝日情報が提供されており、「この情報をExcelで簡単に、できればVBAプログラミングのような専門知識を必要とせずに活用したい」というニーズは非常に高いと考えられます。

本レポート「Googleカレンダーの日本の祝日をGASとExcelで取得する ~APIキー不要、XML連携ガイド~」では、まさにこのような課題とご要望に応えるための具体的な解決策を提示します。Googleカレンダーで公開されている祝日データを、Google Apps Script (GAS) という比較的扱いやすいサービスを利用してXML形式に変換し、特別なAPIキーもVBAも使用することなく、Excelの標準機能だけで直接参照して自動表示する一連の手順を分かりやすく解説します。

この方法を活用すれば、指定した年の祝日リストをExcelシート上に簡単に展開でき、常に最新の情報に基づいた正確な計画立案や資料作成が可能になります。本ガイドが、皆様の祝日情報管理の効率化と、よりスムーズな業務遂行の一助となれば幸いです。

なお、本レポートの最後には、関連する情報源をまとめた参考情報セクションも設けておりますので、併せてご活用いただければと存じます。

本記事作成開始時のAIへのプロンプト

以下のプロンプトで出力された情報をもとに、この記事は作成を進めました。
Googleカレンダーの日本の祝日データを、iCal形式の公開URLをGASで解析し、XML形式のAPIとしてExcelに取得・展開するまでの一連のステップを、ゼロから全て教えてください。

APIキーを使わない、iCalをGASで処理する方式でお願いします。

---

### 1. GAS (Google Apps Script) の実装とデプロイ

* Google Apps Scriptプロジェクトの作成方法。
* **iCal形式の日本の祝日データを読み込み、解析し、XML形式で整形して返すGASスクリプトの具体的なコード**(特定年の祝日取得機能、および`iCal`の解析ロジックを含む)。
* GASスクリプトをWebアプリケーションとしてデプロイする詳細な手順(アクセス権限の設定と、発行されたURLの確認方法)。

---

### 2. Excelシートでの数式と設定

* GASでデプロイしたWebアプリケーションのURLをExcelで扱うための数式。
* `WEBSERVICE`関数を使ってXMLデータを取得する数式。
* 取得したXMLデータから祝日の「日付」と「名称」をそれぞれ抽出し、シートに自動的に展開(スピル)させる`FILTERXML`関数の数式。
* 特定の年(例: A1セルに入力した年)の祝日を取得するための、Excel側の数式とGAS側の連携方法。

---

この一連の作業を、詳細な手順とそのまま使えるコード、数式でガイドしてください。


Google Apps Script (GAS) による祝日APIの作成

この章では、Googleカレンダーの日本の祝日データを取得し、Excelで扱いやすいXML形式で提供する簡単なWeb APIをGoogle Apps Script (GAS) を使って作成する手順を説明します。

Google Apps Scriptプロジェクトの新規作成

Google Drive ( https://drive.google.com ) を開きます。
画面左上の「+ 新規」ボタンをクリックします。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

ドロップダウンメニューから「その他」を選択し、次に「Google Apps Script」を選択します。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

もし「Google Apps Script」が表示されない場合は、「アプリを追加」から検索してGoogle Apps Scriptをコネクトしてください。
新しい無題のプロジェクトがブラウザの新しいタブで開かれます。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

左上の「無題のプロジェクト」という部分をクリックし、任意のプロジェクト名(例: JpHolidaysXml)を入力して「名前を変更」ボタンをクリックします。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携


祝日データ取得・XML変換スクリプトの実装

スクリプトの概要
ここで作成するスクリプトは、以下の処理を行います。
  • Googleカレンダーの日本の祝日iCalendar (ICS) 形式の公開URLからデータを取得します。
  • 取得したiCalendarデータを解析し、指定された年の祝日の日付と名称を抽出します。
  • 抽出した祝日情報をXML形式のテキストデータに整形します。
  • このXMLデータをWebリクエストに対して応答として返します。URLのパラメータで年を指定できるようにします。

コード全体
GASエディタに表示されている コード.gs ファイルの内容をすべて削除し、以下のスクリプトをコピー&ペーストしてください。
// 日本の祝日カレンダーのiCal形式URL
const ICAL_URL = 'https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics';

/**
 * Webリクエスト(GET)を処理し、指定された年の日本の祝日データをXML形式で返します。
 * @param {Object} e - イベントオブジェクト。e.parameter.year で年を指定できます。
 * @return {ContentService.TextOutput} XML形式の祝日データ。
 */
function doGet(e) {
  let targetYearStr = '';
  if (e && e.parameter && e.parameter.year) {
    targetYearStr = e.parameter.year;
  } else {
    targetYearStr = new Date().getFullYear().toString(); // 年が指定されていない場合は当年
  }

  // 年が4桁の数字であることを確認
  if (!/^\d{4}$/.test(targetYearStr)) {
    return ContentService.createTextOutput('<holidays><error><message>Invalid year format. Please specify a 4-digit year (e.g., year=2025).</message></error></holidays>')
                         .setMimeType(ContentService.MimeType.XML);
  }

  try {
    const icsString = UrlFetchApp.fetch(ICAL_URL).getContentText();
    const events = parseICS(icsString, targetYearStr);
    const xmlOutput = convertToXML(events, targetYearStr);
    return ContentService.createTextOutput(xmlOutput).setMimeType(ContentService.MimeType.XML);
  } catch (error) {
    Logger.log('Error: ' + error.toString());
    return ContentService.createTextOutput('<holidays><error><message>Failed to retrieve or parse holiday data: ' + escapeXml(error.toString()) + '</message></error></holidays>')
                         .setMimeType(ContentService.MimeType.XML);
  }
}

/**
 * iCalendar形式の文字列を解析し、指定された年のイベントを抽出します。
 * @param {string} icsString - iCalendar形式のデータ文字列。
 * @param {string} targetYearStr - 対象の年(文字列)。
 * @return {Array<Object>} 抽出されたイベントの配列({date: 'YYYYMMDD', name: '祝日名'})。
 */
function parseICS(icsString, targetYearStr) {
  const holidays = [];
  const vevents = icsString.split('BEGIN:VEVENT');
  
  if (vevents.length > 1) {
    vevents.slice(1).forEach(veventData => {
      const eventLines = veventData.split(/\r\n|\r|\n/); // 改行コードの差異に対応
      let date = '';
      let summary = '';

      eventLines.forEach(line => {
        if (line.startsWith('DTSTART;VALUE=DATE:')) {
          date = line.substring('DTSTART;VALUE=DATE:'.length).trim();
        } else if (line.startsWith('SUMMARY:')) {
          summary = line.substring('SUMMARY:'.length).trim();
        }
      });

      if (date && summary && date.startsWith(targetYearStr)) {
        holidays.push({
          date: date,
          name: summary
        });
      }
    });
  }
  return holidays;
}

/**
 * 祝日データの配列をXML文字列に変換します。
 * @param {Array<Object>} holidays - 祝日データの配列。
 * @param {string} year - 対象年。
 * @return {string} XML形式の文字列。
 */
function convertToXML(holidays, year) {
  let xml = '<holidays year="' + year + '">\n';
  if (holidays.length === 0) {
    xml += '  <message>No holidays found for the specified year.</message>\n';
  } else {
    holidays.forEach(holiday => {
      xml += '  <holiday>\n';
      xml += '    <date>' + holiday.date + '</date>\n';
      xml += '    <name>' + escapeXml(holiday.name) + '</name>\n';
      xml += '  </holiday>\n';
    });
  }
  xml += '</holidays>';
  return xml;
}

/**
 * XML特殊文字をエスケープします。
 * @param {string} unsafe - エスケープ対象の文字列。
 * @return {string} エスケープされた文字列。
 */
function escapeXml(unsafe) {
  if (typeof unsafe !== 'string') {
    return '';
  }
  return unsafe.replace(/[<>&'"]/g, function (c) {
    switch (c) {
      case '<': return '&lt;';
      case '>': return '&gt;';
      case '&': return '&amp;';
      case '\'': return '&apos;';
      case '"': return '&quot;';
      default: return c;
    }
  });
}

スクリプトを貼り付けたら、フロッピーディスクのアイコン(保存)をクリックしてスクリプトを保存します。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

Webアプリケーションとしてのデプロイ

作成したスクリプトを外部(この場合はExcel)から呼び出せるように、Webアプリケーションとしてデプロイします。

デプロイ手順
  1. GASエディタ画面の上部にある「デプロイ」ボタンをクリックします。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

  2. 「新しいデプロイ」を選択します。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

  3. 「種類の選択」の右側にある歯車アイコンをクリックし、表示されたリストから「ウェブアプリ」を選択します。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

  4. 以下の設定項目を適切に入力・選択します。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

    • 説明: (任意)例: 日本の祝日カレンダーXMLサービス
    • 次のユーザーとして実行: 「自分(あなたのGoogleアカウントのメールアドレス)」を選択します。
    • アクセスできるユーザー: 「全員」を選択します。これはExcelから匿名でアクセスできるようにするために重要です。

  5. 「デプロイ」ボタンをクリックします。

  6. 「承認が必要です」というダイアログが表示されたら、「アクセスを承認」ボタンをクリックします。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携
  7. Googleアカウントの選択画面が表示されたら、スクリプトプロジェクトを作成したアカウント(自分)を選択します。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

  8. 「このアプリはGoogleで確認されていません」という警告画面が表示されることがあります。その場合は、左下にある「詳細」または「Advanced」をクリックし、次に表示される「(プロジェクト名)に移動(安全ではないページ)」のリンクをクリックします。
    そうすると、画面が展開され、その下に「Go to JpHolidaysXml (unsafe)」といったリンクが表示されます。(JpHolidaysXml の部分は、あなたが設定した実際のプロジェクト名になります)このリンクをクリックしてください。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携


    次に、このスクリプトが要求している権限の一覧が表示されます。内容を確認し、問題がなければ画面下部にある「許可」(または英語の場合は「Allow」)ボタンをクリックしてください。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

  9. 次の画面で、このスクリプトがGoogleアカウントのデータにアクセスする許可を求められるので、内容を確認し、問題がなければ「許可」ボタンをクリックします。
    上記の許可は求められない場合もあります。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

発行されたURLの確認
デプロイが正常に完了すると、「デプロイが完了しました」というメッセージと共に「ウェブアプリ」のURLが表示されます。このURLをコピーして、大切に保管してください。このURLが、Excelから祝日データを取得するためのAPIエンドポイントになります。
URLは通常、https://script.google.com/macros/s/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX/exec のような形式です。

デプロイしたウェブアプリのURLが分からなくなってしまった場合
以下の手順で、発行されたURLを再度確認してください。
まず、該当のGoogle Apps Scriptプロジェクトを開きます。
(Google Driveからプロジェクト名のファイルを開くか、https://script.google.com/home/my から最近のプロジェクトを探して開いてください。)
スクリプトエディタが開いたら、画面上部にある「デプロイ」というメニューボタンをクリックします。
ドロップダウンメニューが表示されるので、その中から「デプロイを管理」を選択します。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

「デプロイを管理」という画面が表示されます。ここには、過去に作成したデプロイの一覧が表示されます。

通常は一番上に表示されている最新のデプロイか、設定した「説明」(例: 日本の祝日カレンダーXMLサービスなど)で該当のデプロイを見つけてください。
多くの場合、アクティブなデプロイは一つです。
該当のデプロイの情報(通常はクリックすると詳細が表示されるか、既に表示されています)の中に、「ウェブアプリ」というセクションがあり、そこに「URL」が記載されています。

このURLの右側にあるコピーアイコン(またはURLを選択して手動でコピー)でURLを取得してください。

注意: スクリプトの内容を変更した場合は、再度デプロイ作業を行う必要があります。「デプロイ」 > 「デプロイを管理」から、該当のデプロイを選択し、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック後、「バージョン」で「新バージョン」を選択して「デプロイ」します


Excelでの祝日データの取得と表示

この章では、前章で作成・デプロイしたGAS WebアプリのURLを使用して、Excelシートに日本の祝日データを取得し、表示する手順を説明します。

Excelシートの準備

まず、Excelで祝日データを表示するためのシートを準備します。

年入力セルの設定
  1. Excelを開き、新しいワークブックを作成するか、既存のワークブックを使用します。
  2. 任意のセル(例: A1セル)を、祝日を取得したい年を入力するためのセルとします。このセルに4桁の年(例: 2025)を入力しておきます。このセルの値を変更することで、表示する祝日の年を動的に切り替えることができます。
生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

WEBSERVICE関数によるXMLデータの取得

次に、GAS WebアプリからXML形式の祝日データを取得するために、Excelの WEBSERVICE 関数を使用します。

数式の入力と解説
  1. 祝日データを一時的に格納するセル(例: C1セル、このセルは後で非表示にしても構いません)を選択します。

  2. そのセルに以下の数式を入力します。
    A1セルに入力された年をパラメータとしてGASのURLに付加します。

    =WEBSERVICE("ここにGASのWebアプリURL" & "?year=" & A1)

    "ここにGASのWebアプリURL" の部分は、1.3.でコピーした実際のGAS WebアプリのURLに置き換えてください。

    例えば、GASのURLが https://script.google.com/macros/s/ABCDEFG12345/exec で、年が A1 セルに入力されている場合、数式は以下のようになります。

    =WEBSERVICE("https://script.google.com/macros/s/ABCDEFG12345/exec?year=" & A1)

    Enterキーを押すと、C1セルにGASから返されたXMLデータが表示されます。データが正しく取得できていれば、<holidays year="YYYY">...</holidays> といった形式のテキストが表示されるはずです。

    生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

FILTERXML関数による祝日情報の抽出と表示

WEBSERVICE関数で取得したXMLデータから、具体的な祝日の日付と名称を抽出してセルに表示するために、FILTERXML関数を使用します。
この関数は、XMLデータに対してXPathクエリを実行し、結果を返します。

祝日日付の抽出
  1. 祝日の日付一覧を表示したい開始セル(例: A3セル)を選択します。
  2. 以下の数式を入力します。

    =IFERROR(FILTERXML(B1,"//holidays/holiday/date"),"")
    • B1 は、WEBSERVICE関数でXMLデータを取得したセルです。
    • "//holidays/holiday/date" はXPathクエリで、XMLデータ内の全ての <holiday> 要素の中にある <date> 要素の内容を抽出します。
    • IFERROR(..., "") は、データが存在しない場合やエラー時に空文字を表示するためのものです。

祝日名称の抽出
  1. 祝日の名称一覧を表示したい開始セル(例: B3セル)を選択します。
  2. 以下の数式を入力します。

    =IFERROR(FILTERXML(B1,"//holidays/holiday/name"),"")
    • "//holidays/holiday/name" はXPathクエリで、XMLデータ内の全ての <holiday> 要素の中にある <name> 要素の内容を抽出します。

スピル機能について
最新バージョンのExcel (Microsoft 365など) では、FILTERXML関数が複数の結果を返す場合、自動的に数式を入力したセルから下方向の隣接するセルに結果を展開表示します(この機能を「スピル」と呼びます)。
そのため、B3セルやC3セルに数式を一つ入力するだけで、その年の全ての祝日日付と名称が一覧表示されます。

A1セルの年を変更すると、B1セルのXMLデータが更新され、それに伴いB3セル以降の日付とC3セル以降の名称も自動的に更新されます。

祝日を日付形式で表示+祝日名称を同時にスピルさせる
=HSTACK(DATEVALUE(TEXT(IFERROR(FILTERXML(B1,"//holidays/holiday/date"),""),"0000!/00!/00")),IFERROR(FILTERXML(B1,"//holidays/holiday/name"),""))

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

E3以下では表示形式が標準のままになっているので、日付のシリアル値が表示されています。表示形式を日付に変更してください。

生成AI VBA GAS Googleカレンダーの日本の祝日 APIキー不要 XML連携

今回使用した関数
WEBSERVICE … Microsoftサポートのページ
FILTERXML … Microsoftサポートのページ
IFERROR … サイト内の解説ページ
数式がエラーとして評価される場合は指定の値を返し、それ以外の場合は数式の結果を返します。※Excel2007以降に追加された関数です。IFERROR関数の書式 IFERROR(値,エラーの場合の値) 値 エラーかどうかをチェックする引数です。
TEXT … サイト内の解説ページ
・TEXT関数の書式 ・数値の表示形式 ・・・ 書式文字列 ・日付の表示形式 ・・・ 書式文字列 ・時刻の表示形式 ・・・ 書式文字列 ・表示形式の言語設定 ・TEXT関数の使用例
DATEVALUE … サイト内の解説ページ
・DATEVALUE関数の書式 ・DATEVALUE関数の使用例 ・サイト内の日付時刻関連ページ
HSTACK … サイト内の解説ページ
・HSTACK関数の構文 ・HSTACKの基本動作 ・HSTACK関数の使用例と解説


おわりに

この記事では、Googleカレンダーで公開されている日本の祝日データを、Google Apps Scriptを利用してAPIキー不要のXML形式APIとして整形・公開し、そのデータをMicrosoft Excelの標準機能だけで取得・表示する一連の手順を解説しました。

この方法を用いることで、
  • APIキーの取得や管理といった手間が不要になります。
  • プログラミングの専門知識が深くない方でも比較的容易に実装できます。
  • Excel上で年を指定するだけで、該当年の祝日情報を手軽に、かつ自動的に更新できます。

今回ご紹介したiCalendar形式のデータを処理する手法は、祝日情報だけでなく、他の公開カレンダーデータなどにも応用可能です。日々の業務や個人的な活動の中で、外部の情報を手軽に活用するための一つの手段として、本ガイドがお役に立てれば大変嬉しく思います。

ぜひ、この方法を試していただき、皆様の情報管理や業務効率化にお役立てください。


参考情報

本レポートで解説した内容に関連し、さらに理解を深めるための一助となるかもしれない情報源を以下に示します。

過去から未来にわたる日本の祝日一覧が掲載されており、祝日の日付確認などに役立ちます。
日本の祝日一覧
2001年から50年分の日本の祝日一覧です、※来年以降の祝日については、祝日法の改正により変更される可能性があります。(内閣府のホームページには、通常は前年の2月に掲載されます。) ※以下の一覧は、祝日が変更された場合はなるべく速やかに反映させる予定です。

本レポートとは異なるアプローチとして、Excel VBAを使用してGoogleカレンダーのiCal形式データから祝日情報を取得する方法が解説されています。VBAに関心のある方には参考になるかもしれません。
Google Calendar iCal形式で祝日取得(VBA利用)
・プロンプト ・完成VBA ・VBAコードの解説


※本記事の作成にあたっては、一部の文章作成に生成AI(Gemini)を使用しています。最終的な内容は人間による確認・編集を経て掲載しています。





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